社長のひとりごと

徘徊高齢者

仕事の帰り道、疲れたから飲みに行こうと自転車をとばしていたところ、寒空の中、薄着のおばあさんがかがみこんで道端で震えていました。
『楽々ワンポイント介護』という番組で学んだように、同じ目線までかがみこみ、『大丈夫ですか』『大丈夫です』、『家まで送りましょうか?』『大丈夫です。』『住所を教えてください』『平井です』『平井から先は』『わかりません』
とりあえずかがみこんでいた身体をゆっくり起こし、私のジャンバーを羽織らせて、自転車の後ろをつかんでもらいゆっくり歩きましたが、20mも進まず歩けなくなり、しかたなく多忙なおまわりさんに電話を入れました。
15
分ほどで自転車のおまわりさんが来ましたが手に負えず、パトカーを手配してくれ、さらに20分ほどで到着したときには、おばあさんも私も震えがとまりませんでしたが、温かいパトカーでおばあさんの家を探してくれることになり安心いたしました。
私自身初めての経験でしたが、仕事柄考えさせられることも多く、非常によい経験になりました。